<帯に短しタスキに長し>

・美容院・・・注文よりも切らない
・床屋・・・・・注文より多く切られる


<校庭解放>

日曜日の一定の時間帯で学校の校庭を一般に開放するシステム。
地域コミュの一役をかっていた。
せちがらい今の世の中でこの校庭解放が存在するかどうかは不明だが、俺が小学生の頃は毎週日曜日に当たり前の様に実施され、素性の分からぬショボいジャージを着た、やたら元気のある謎のオジさんがこの校庭解放を仕切っており、大正時代かと思うほどのボロいグローブを持って子供たちに率先して野球を教えていた。
彼は皆から「オヤジ」と呼ばれていたが、決してそれは任侠的な呼ばれ方ではなく、何かとおせっかいを焼いてくる事に鬱陶しさを感じていた子供たちが彼を卑下する意味での呼び名だった。もちろん当人は愛称だと思っていた様だが。
このオヤジ、ボールを追い掛けている際、砂場に仕掛けられた落とし穴(
次項「落とし穴」参照)に豪快にハマり足の肉離れを起こしてしまった事があり、暫く校庭解放の戦線から離脱していたのだが、2ヶ月ほどして「おうっ!みんな!元気にやってたか!?」と言う掛け声と共に復帰してきた。
「んだよ、来たのかよ・・」と言う悪態をつく子供たちも、オヤジの元気そうな姿を見てホッとしていたものだった。


<落とし穴>

現在でもTVのドッキリ企画などで出川哲郎や山崎邦正等のリアクション芸人が良く落とされているのを目にするが、俺が小学生だった頃は普通に公園や学校にこれが仕掛けられていた。(足のふくらはぎが入る程度の深さの可愛いサイズのものだったが)
一般的に落とし穴を作った当事者は後で誰がどうやって落ちるのか、その様子を見て楽しむものなのだが、この頃は落とし穴を作る事だけで満足していた子供が多かったので、作ったまま放置される事も稀ではなく、数日後忘れた頃に犬の散歩をしている老人が引っ掛かる、と言う事もしょっちゅうあった。
俺が小学校6年生の時、夜に仲間と一緒に学校の砂場を底まで掘り進め、マンホール大で大人の腰くらいの深さにまでなる大きい落とし穴を制作したところ、翌日大人なのに体が子供サイズだった図工の教師が運悪く引っ掛かってしまった。図工教師はその時彫刻刀セットを複数持った状態で転落した為、一歩間違えたら大怪我をするところだったのだ。
これが職員会議で問題となり、主犯格である俺たちは数日後の朝会で吊るし上げられる事となった。
「何故こんな事をしたのか?」
と言う担任教師の詰問に俺は
「ちょっとやってみたくなった」
と言う感じで出来心を強調したのだったが、後の現場検証で砂場から数メートル離れたところに大量の砂の入った丈夫で大きなビニール袋数個と、父親の勤め先から借りてきた工事現場専用スコップが数点見つかり、この落とし穴事件が用意周到なる計画的犯行であった事が明らかとなってしまった。
以降、俺の小学校では校内校外を問わず落とし穴制作が全面的に禁止される事となった。

しかし今も尚あの落とし穴に引っ掛かると言うのは、落ちるだけにお笑い的にも最高のオチだと思えるのだが。


<ジェットストリームアタック>

アニメ「機動戦士ガンダム」の劇中において、ジオン軍の黒い三連星の操る3機のモビルスーツ「ドム」による三位一体の攻撃の事。
決して城達也が特攻をかける訳ではない。


<地雷処理>

社長が出張で遠方から事務所に現れる際、何事も無くスムーズに事を運ばせる為に前もってヤバイ書類を一斉に隠したり処分したりする事。


<フルハム三浦>

今から25年ほど前、伝説の番組「オレたちひょうきん族」に「ひょうきんプロレス」なるコーナーがあった。
ひょうきん族のレギュラーメンバーがあらゆるプロレスラーに扮して戦いを繰り広げるのだが、その中で当時ロス疑惑で話題になっていた三浦和義をモジって、放送作家の景山民夫がフルハム三浦(もしくはスワッパー三浦)として登場していた。
見た目も結構似ていたのだが、今考えると天寿を全う出来なかった辺りや、何処か「微妙」な雰囲気も似ていた気がする。


<ピー音>

テレビ等で放送上不適切な話や用語が流された際に編集で「ピー」と言う音を上乗せして視聴者には聞こえない様にする仕組み。
当然生放送では対応出来ない為、ややこしそうなタレントはこういう番組から外される。
一見親切に思えるピー音だが、そこで何についての話をしているか視聴者が考えてしまう事から画面に注目させると言う製作者側の狙いが垣間見え、どうも一種のサブリミナル効果的な人間の心理を突いた方法と思えて仕方ないのはオレだけだろうか。

<セル>

エクセルの四角の枠の事。
会社で「このセルの移動がおかしい」、「セルの設定の問題では」とか言う会話を聞いていると、ドラゴンボールを思い出してしまうのは俺だけだろうか。




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